【開業から半年】美容室開業はいくらかかった!?10坪美容室の開業費用を公開!!

最近、3月の確定申告に向けて、領収書や帳簿をまとめたりと税務をしていることが多く

色々と開業時を振り返っています。

 

coyoiがオープンしたのは2018年5月。

物件がみつかったのはちょうど1年前の正月明けの1月上旬。

 

大した知識もないまま手探りで開業準備をはじめ、

暇さえあればググって情報収集していましたが、

欲しい情報があるようでなかったりと苦戦しました。。。

やってみたらなんとかなるものですが

忘れないうちに備忘録として、ここにメモっておこうと思います。

 

今回は、

物件をみつけて本格始動した1月~オープンする5月までの

まだ売上のないお金だけが減っていく期間を赤裸々に公開。

 

ちなみに僕の営む美容室『coyoi』は、

吉祥寺の中道通りという商店街の終わりにある路面店。

10坪・セット面4席・シャンプー台2台の小さな美容室でございます。

同じくらいの規模で開業予定の方のご参考にもなればと。

 

開業準備中に書いた記事↓

美容師の独立・開業〜美容室ができるまで〜その1

美容師の独立・開業〜美容室ができるまで〜その2

テナント料

coyoi

開業する上で一番はじめの大きい初期投資です。

2月契約。

※( )は支払い発生月。

保証金・・・5ヶ月分 (2月)

前家賃・・・3月分 (2月) 4月分 (3月) 5月分 (4月)

礼金・・・2ヶ月分 (2月)

仲介手数料・・・1ヶ月分 (2月)

ここは保証金の額でかなり変わりますね。

ここは自己資金で払い、その後に融資を受けました。

内装工事費

ここが開業の最もお金のかかる項目。

設計と施工を一社で行う場合

設計と施工を別で行う場合がありますが

coyoiは後者です。

開業前に知人の建築士の方に相談していた流れで自然とそうなりました。

前者の方が工事費用は抑えられます。

 

coyoiの内装工事は

建築士さんの設計料と施工会社さんの費用に加えて、

建具(作り付けの棚など)と建築備品(入り口の扉など)をそれぞれオーダー発注し

自分たちでできそうなところは、建築士さん監修の下でD.I.Yしました。

 

スケルトン物件でトイレ(便器だけ)はついていました(トイレの扉はなし)。

入り口の扉はついていたものを取り外し付け替え。

ガス通ってない。照明なし。エアコンなし。電力増設。シャンプー台の給排水のため床上げ。

coyoi内装工事= 設計・デザイン + 施工 +外注 + D.I.Y

内装工事1. 設計デザイン料

2月の物件契約前に建築士の方と契約 (2月)。

基本設計 (2月)設計料の25%

基本設計 (3月)設計料の30%

実施設計 (3月)設計料の30%

竣工 (5月)設計料の残り15%

coyoiの設計・デザイン料は、トータル100万ちょいでした。

内装工事2. 施工費

施工会社・・・140万(4月)

建具制作(木工所)・・・80万 (4月)

入り口扉制作・・・30万 (4月)

入り口の扉を既存のものを取り外し、作り変えたのでそこだけでも結構お金かかりました。

内装工事3. 工事費/D.I.Y費用

上記2つ以外の内装にかかったコスト。

照明も結構コストをかけました。

 

最後の店内全ての塗装や床のワックス掛け、スタッフルームの棚制作などは、

自分たちでやったので、オープン前夜までバタバタでした。

僕の家のベランダで棚を作ったり、木材にペンキ塗ったりして、それをお店まで運んだりと

やってみたらかなり時間を使い、めちゃ大変でした。

建具をレンタカーを借りて、高速を使い、自分たちで運搬搬入しましたが

車両費と手間の費用対効果はなんとも言えませんね。。。

照明、スタッフルーム、シンクなど・・・40万

 

D.I.Y [自分で準備・制作・仕上げ]

ワックス、材料費等・・・13万

車両費・・・4万 (レンタカー、ガソリン代)

内装工事4. 設備費

その他店舗に取り付ける工事を要したもの。

物件契約時はガスが通ってなかったので、ガス工事をして給湯器を設置するところからでした。

エアコンもなかったのですが、10坪と小さい規模なので

業務用の大きなエアコンにする必要はなく、コスト削減できました。

(結構この辺はコストがかかるので、概ね低く抑えられた方かなと)

ガス工事・・・7万円 (4月) (ちなみに給湯器は4万ちょい)

シャンプー台×2・・・48万

エアコン・・・20万

その他機器・機材

ここからは固定資産税の対象にならないような諸々。

 

スタッフルームの冷蔵庫、スピーカー、電話機など店舗として必要な美容器具以外の機器類。

coyoiは紙の雑誌は置かず、iPad を2台置くことにしました。(あとで1台追加しましたが)

そのため書籍代はあまりかかっていません。

(お店に並んでる写真集や洋書は僕の私物のコレクションと開業祝いの頂き物が大半)

冷蔵庫、スピーカー、電話機など・・・9万

インテリア

お店のイメージを左右するインテリアや小物。

今後もっとこだわって断捨離&追加していく予定です。(椅子を変えます!)

オープンに椅子が間に合わなかったり、届いたら色が違うというトラブルがありました。

店内と中庭に置く緑も今後もう少しこだわりたい。

椅子×4/待合椅子×2・・・11万

植物・・・5万

美容機器

美容室の仕事で必要な道具たち。

ドライヤー、ヘアアイロンなどがないと仕事になりません。

そして美容室の機器でシャンプー台の次にコストがかかるであろう

加温機(ローラーボール)やスチーマー。

ドライヤー、アイロンなど・・・7万

スチーマー・・・27万

仕入れ

カラー剤、パーマ剤などの薬液。

カットクロス。カラーカップ。ハケ。ロッド。イヤーキャップ。etc…

細々したこの辺りは、何かしら買い忘れて足りないものが出ます。

カラー剤、シャンプー、アプリケーター、ロッドなど・・・12万

広告宣伝費

お店のロゴデザイン、ホームページ作成、名刺、ショップカード

この辺は全部自分でデザイン、作成したのでコストを抑えられました。

お店のホームページはドメインを取得して、サーバーは自分が元々契約しているものを使ったので、お店のドメイン代の100円でした。

美容師のワードプレスのはじめ方

あとはホットペッパーの5月分の掲載費とオープン用に撮影したモデルさんのギャラですかね。

 

ショップカード、名刺など・・・1万円

手続き・申請等の費用/組合費/会費

その他、細々したところだと

各種手続きの際にかかる収入印紙住民票証明書などの費用。

保健所の審査時には申請費以外に、消毒器具メスシリンダーなど備品を揃える必要がありますし

coyoiは組合に入っているので月々の組合費もあります。

収入印紙など・・・1万5千円

保健所・・・2万4千円 (+エタノール、メスシリンダーなど雑費)

美容組合費・・・12080円(2、3月分) 3290円(4月分)

火災保険・・・7240円(たぶん)

 

coyoiの開業にかかった総額は?

上記がcoyoiの開業時にかかったコストです。

この他に細々した雑費、消耗品(洗剤、トイレットペーパーetc…)を含めると+数万と

公庫から開業融資を受けたので、開業までの数ヶ月は利子(月数千円)だけ払っていました。

 

もう少しお金をかければよかったなと思う部分も多々ありますし、

(ケチりすぎるのも良くないと思うし、こだわるところにはお金かけたほうがいいと思った。)

逆に削れるところは後から思うとかなりあります。

 

一般的な美容室の開業費用よりは少し抑えめなんじゃないかと。

(まあ10坪の規模ですし、10坪の割にはかかってる??)

 

多分、経営されてる方や独立考えている方だったら、これを読めば総額や家賃とか諸々

察しがつくかと。

 

 

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