ここ数年でInstagramをはじめ、
巷で人気のバレイヤージュカラー、ハイライトカラー。
美容師ならともかく、
一般の方だと「自分がしたいカラーは美容師さんにどっちをオーダーすればいいんだろう?」
と悩むケースが多いような気がします。
でも、それでいいんです。
結論を先に言っちゃいますが、
「自分のイメージする写真を美容師にみせる!」
これが一番の理想のカラーに仕上げてもらう方法です。
この手のデザインカラーは、
美容師個人、美容室によって
デザイン性、バランス、
名称、解釈、理論、工程etc…
違いが絶対生じます。(まあ、カットでもなんでもそうですが)
今回の記事も美容師さんによって考え方に違いがあると思います。
僕の主観で一番オーソドックスな視点でなるべくわかりやすく綴ったつもりです。
では、バレイヤージュとハイライトの違いを見比べていきましょう〜!
バレイヤージュとハイライトの違い 1(塗り方)
(左:バレイヤージュ/右:ハイライト)
新品真っ新な黒髪のウィックを使い
左はバレイヤージュ、右はハイライトで染めてみました。
ブリーチ1回。2液1.5倍。加温なし30分放置。ハイライト部分はアルミ仕様。
バレイヤージュ
バレイヤージュとは、フランス語で「ホウキではく」という意味。
フランス発祥のカラー技術です。
バレイヤージュは根元付近から毛先に行くに従ってグラデーションになるように染めていきます。
オーソドックスなバレイヤージュは、はっきりとラインを出すというよりもぼかすように染めるイメージ。
余談でグラデーションカラーとの違いは
グラデーションカラーは髪の長さに対して1/2未満1/3程度の割合で染める場合を指し
バレイヤージュカラーは根元付近からぼかすようにはじまる場合を指す認識が多いかなーと。
使う道具、塗り方も美容師さんによって違うと思います。
僕は普通のカラーを塗るときと同じハケ一本で塗っています。
ハイライト
ラインを作るように束をとって染めていく
イギリス発祥のカラーリング技術です。
余談ですが、世界的に有名な老舗サロンをあげると
Vidal Sassoon(ヴィダル・サスーン)はイギリス。
mod’s hair(モッズ・ヘア)はフランス。
ハイライト部分をアルミで包んで染めていくのがオーソドックススタイルかなと。
(上右写真は30分放置後アルミを外したもの。)
ハイライトの太さ、入れる量でデザインが大きく変わります。
バレイヤージュとハイライトの違い 2(仕上がり)
(左:バレイヤージュ/右:ハイライト)
左:バレイヤージュは根元から毛先に行くにしたがってグラデーションの仕上がり。
右:ハイライトはブリーチ部分が線となる仕上がり。
どちらも入れる太さ、量で大きく変化しますが、
ブリーチのみでベースを作るとこんな感じに。
通常、これを下地にオンカラー(もう一回カラーをする)
もしくは同時進行で他の部分もカラーをします。
トレンドはコレ!バレイヤージュ×ハイライト mix
現在、流行っているスタイルは
2つの技法をミックスさせているケースが多いと思います。
バレイヤージュでグラデーションを作りながら、
表面はハイライトでしっかりとラインを強調する。
またバレイヤージュorハイライト部分と他の部分のコントラストを強く出すスタイルが今っぽいです。
#コントラストハイライトや#オンブレカラー(フランス語で濃淡をつけるの意)
などと称されてます。
(#ソンブレはコントラストがソフトでナチュラルな仕上がり)
バレイヤージュorハイライトを明るくすればするほど
強調され、他の部分と明度差が生まれコントラストがつきますし、
ブリーチをしないで作った場合などベースの明度差が少ない場合は
ナチュラルな仕上がりになります。
バレイヤージュとハイライトの違い 3(アレンジ)
(左:バレイヤージュ/右:ハイライト)
32mmのカールアイロンで巻くとこんな感じに。
(バレイヤージュ×ハイライトのmix)
(左:バレイヤージュ/右:ハイライト)
ポニーテールにしてみるとこんな感じ。
まとめ
一概には言えませんが、大まかに違いを比べてみました。
最初に書いたように美容室でオーダーするときは
「自分のイメージする写真を美容師にみせる!」
これが一番理想のカラーに仕上げてもらう方法です。
薬剤の向上でブリーチのダメージ軽減ができるようになったこともあり
ブリーチカラーにトライする人が増えたのも昨今のトレンドです。
ブリーチカラーは退色が早いですが、
一度ブリーチでバレイヤージュorハイライトのベースを作れば
半年間くらいは足さずにワンカラーで継続可能ですし
伸びてきても根元がはっきりとしたプリンに見えづらいというメリットもあります。
最近はカラーシャンプーが豊富にありますので、
ご自宅のケアも簡単にできるので
トライしてみましょー!