事業を営む上で、
「どこの銀行口座を使う?」
「どのクレジットカードで支払いをする?」
「決済方法は何を導入する?」
「会計ソフトはどれが便利?」
プライベートでも商売をする上でも
お金の管理はとても重要。

1.銀行
現金売上の入金、現金払い用の出金、両替
各種振込、各種引き落としetc…
どの銀行を使うか悩みどころ。
プライベートではネットバンクを使っていますが
店舗ビジネスは現金売上が発生するので、
ATMで小銭(硬貨)の入金ができるか結構重要。
両替も枚数制限や各種手数料の値上げで改悪が続くここ数年。
個人事業主で事業用に銀行口座を開設するにあたって
個人口座か屋号付きのビジネス口座にするかも考えどころ。
【口座振込、口座引落しの毎月の経費】
家賃、材料代、レンタルタオル etc…
材料の仕入れに関しては
今現在、2社のディラーさんにお願いしていますが、1社は口座引き落とし、1社はクレカ払い。
他にビューティーガレージのネット注文も使っていますが、こちらはクレカ払い。
2.クレジットカード(キャッシュレス)
事業用のクレジットカードは必須。
ぼくは、毎月の経費の支払いから税金の支払いもほぼクレカ払い。
諸々クレカで支払うことが圧倒的に多いので、現金を使うことは少ないです。
キャッシュレスで支払いをすれば、会計ソフトに自動反映されるので
経理業務を効率化できるのも大きなメリット。
小規模でも年間利用額はそれなりになるので、
限度額やポイント還元率が高いに越したことはないです!
【クレカ払いできる毎月の経費】
光熱費、材料費、通信費 etc…
【クレカ払いできる税金関係】
国税・・・所得税、消費税など27種類
地方税・・・個人事業税、住民税など
その他・・・ふるさと納税、国民健康保険、国民年金など
3.決済方法(決済端末)
現金以外に
クレジットカード、QRコード決済、交通系ICなど
様々な決済方法がある中で何を導入するか?
それらに対応する決済端末は何を選ぶか?
入金の指定銀行口座によって、
振込手数料の有無が変わる場合があるので
銀行と決済端末の相性も大事なところ。
4.会計ソフト
経理業務を効率よく管理、集計できる会計ソフトも必須。
個人事業主向けの会計ソフトでよく使われてるのは
「やよいの青色申告オンライン」、「freee会計」、「マネーフォワードクラウド確定申告」
この3つかなと。
やよいの青色申告オンライン・・・9,680円~/年
freee会計・・・12,936円~/年 : 980円~/月
マネーフォワードクラウド確定申告・・・11,880円~/年 : 800円~/月

【楽天経済圏】楽天銀行×楽天カード×楽天ペイ カードリーダー
いわゆる「楽天経済圏」の事業バージョン。
最近、改悪続きの「楽天経済圏」ですが、
ポイントの貯めやすさと使いやすさはNo.1ですね。
楽天銀行
・利用可能ATM
コンビニATM、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行etc
・各種手数料
ATM手数料:月最大7回無料 / 入金手数料:3万円以上は無料
楽天銀行から楽天銀行への振込:無料 / 他行振込手数料:145円(月最大3回無料)
・小銭(硬貨)の入金
提携するみずほ銀行ATMで可能だが
入金は1,000円単位で、1,000円未満は入金不可。
・freeeとの自動連携
可能。
※2023年12月1日より、API連携で同期が再開。
メモ:
・銀行取引で楽天ポイントが貯まる。
・楽天証券と連携で優遇金利。
・ビジネス(個人事業主)口座あり。
楽天カード
・一般カード
(年会費:永年無料 / ポイント還元率:1% /楽天証券の還元率0.5%)
・ゴールドカード
(年会費:2,200円/ ポイント還元率:1% /楽天証券の還元率0.75%)
毎月3万円の積立で年間2,700ポイント付与。(イコール年会費実質無料に!)
・プレミアムカード
(年会費:11,000円/ ポイント還元率:1% /楽天証券の還元率1.0%)
プレミアムカードの付随でビジネスカード(年会費:2,200円)あり。個人事業主可。
・freeeとの自動連携
可能。
<お得な使い方>
・楽天payと楽天カードを紐づけて、公共料金、税金の支払い(請求書払い)。
・「楽天カード」から「楽天キャッシュ」にチャージで「楽天ポイント」0.5%還元、
「楽天pay」の支払い元を「楽天キャッシュ」に選択してお支払い。

SMBC三井住友銀行(Olive)
2023年3月からスタートしたSMBCグループのOlive。
・利用可能ATM ※Olive口座の場合
・小銭(硬貨)の入金
・両替
1~10枚(キャッシュカード/無料、両替カード400円/窓口220円)
11~500枚(キャッシュカード/不可、両替カード400円/窓口770円)
501~1,000枚(キャッシュカード/不可、両替カード400円/窓口1,540円)
・freeeとの自動連携
可能。
<お得な使い方>
いわゆる「SBI経済圏」
手数料が発生しない資産移動方法
【三井住友銀行】(事業用口座)
↓定額自動入金サービス(手数料無料)
【SBIネット銀行】(プライベート投資用口座 →SBI証券)
↓定額自動入金サービス(手数料無料)
【他の銀行】(プライベート生活用口座)

Oliveフレキシブルペイカード
キャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイントカードの4つの機能が
1つになった便利なフレキシブルペイカード。
・一般カード
(年会費:永年無料 / ポイント還元率:0.5% /SBI証券の還元率0.5%)
・ゴールドカード
(年会費:5,500円 / ポイント還元率:0.5% /SBI証券の還元率1.0%)
※年間100万円以上の利用で翌年以降、年会費永年無料。
※年間100万円以上の利用で継続特典10,000ポイント付与
・プラチナプリファードカード
(年会費:33,000円 / ポイント還元率:1.0% /SBI証券の還元率5%)
※年間100万円の利用ごとに継続特典10,000ポイント付与
・freeeとの自動連携
可能。※一部不可
※クレジットモード(可)、デビットモード(三井住友銀行口座の同期をすることで反映可能)、ポイント支払いモード(不可)
メモ:
・対象のコンビニ・飲食店で最大20%還元。
・Vポイントの使い道が豊富。
・クレカ積立で高還元。
<お得な使い方>
SBI証券で積立NISAを
プラチナプリファードで毎月5万円積立投資をすれば
1年間で3万ポイント貯まる。驚異的な還元率。

Square(スクエア)
決済端末はいくつかタイプがあり、端末は購入。
端末はSquareのサイトで購入が最安だけど、
Amazon、家電量販店でも購入可。
・振込手数料
無料。
・入金サイクル
登録銀行口座が三井住友銀行、みずほ銀行の場合は
決済日の翌営業日に入金。
その他金融機関の場合は、毎週水曜日締め、金曜日入金。
【PayPay経済圏】PayPay銀行×PayPayカード×PayPay(店舗用決済)
いわゆる「PayPay経済圏(Yahoo!経済圏)」の事業バージョン。
楽天経済圏の楽天ポイントと同様、
PayPayポイントを賢く貯めることができます。
PayPay銀行
PayPay銀行アプリでコンビニATMの入出金ができるのは便利。
ビジネス(個人事業主)口座あり。
・利用可能ATM
コンビニATM、三井住友銀行、ゆうちょ銀行
・各種手数料
入出金手数料:毎月1回目は無料。利用金額3万円以上0円。
振込手数料:同行宛0円。他行宛145円。
本人名義の口座宛ならPayPay銀行と三井住友銀行間は無料。
・小銭(硬貨)の入金
不可。紙幣のみ。
・freeeとの自動連携
可能。
PayPayカード
・一般カード
(年会費:永年無料 / ポイント還元率:1% /PayPay証券の還元率0.7%)
・ゴールドカード
(年会費:11,000円/ ポイント還元率:最大1.5% /PayPay証券の還元率0.7%)
・freeeとの自動連携
可能。
PayPay(店舗用決済)
PayPay以外の決済もできる「マルチ端末タイプ」と
PayPayのみ対応の「QRコード決済タイプ」の2つ。
QRコード決済タイプの場合、専用端末不要・初期費用0円(LINE Payも利用可)。
審査完了後1週間程度で利用可能。
・入金サイクル
月1回(月末締め最短翌日入金)。
・振込手数料
無料
急に売上金が必要な場合、早期振込サービス(都度)もあり。
2024年2月現在、お金管理事情
2024年2月現在、
【銀行】ネットバンクの楽天銀行とメガバンクの三井住友銀行(Olive)の2つ。
【クレカ】楽天カードとOliveフレキシブルペイカードの2つ。
【決済方法(端末)】クレカ(Square)とPayPay(QRコード決済タイプ)の2つ。
【会計ソフト】freee
ちなみにぼくが担当するお客様の決済方法の比率は、
現金でのお支払い40%、PayPayでのお支払い40%、クレジットカードでのお支払い20%。
1.現金売上とクレカ売上(Square)は、三井住友銀行Olive口座へ(総売上の60%)。
2.PayPay売上は、楽天銀行口座へ(総売上の40%)。
3.三井住友銀行Olive口座からプライベート口座と楽天銀行口座に毎月1回お金を移動(他行振込月3回無料の範囲内)。
4.引落し、振込などメインは、楽天銀行。
5.クレカは楽天カードをメインで使って、引落し先は楽天銀行。
6.会計ソフトfreeeで記帳。
