黒染めのあるあるネタを。
たまにあります、こういうこと。
前回と担当美容師さんが違う(違う美容室)時に起きやすいかも。
なぜこのようなことが???
ということでもないはずです。
原因を究明究明しましょう!
黒染めって何トーン!?
日本人の平均的な地毛黒髪のトーンは4~5トーンくらいといわれています。
髪を地毛くらいに黒く染め直す場合、美容師さんによって理論、方法、薬の配合など違いがあります。
ネット検索してみると(以下EPARKビューティー参照)
髪の状態、髪の質、薬剤によってケースバイケースですが、
僕は5トーン以下の薬剤を使うと後々のカラーに影響が出やすいのかなと。
何トーンからが黒染めである!という明確な規定はありません。
そもそも黒染めの薬って!?
Q.黒染めをする時に、美容室では黒染めという専用の薬剤があるのか?
A.あることはあります。
が、美容室で取り扱っているカラー剤(メーカー、種類など)はそれぞれ違うので、
お店によってあったり、なかったりです。
また、黒染めで使用する薬剤やカラーの調合(レシピ)は美容師さんによっても違いが出ます。
今まで僕が使ったことのある黒染め用の薬剤は
hoyu(ホーユー)レセ TD ヘアカラー
出典元:http://www.hoyu-professional.com
黒染め後の次のカラーを考えて作られており、ワンプロセスで明るく染めなおすことが出来る黒染め。
そしてレセのラインナップには
ティントコントローラー(脱染剤)もあり、黒染めに特化したラインです。
(他のメーカーでもあるんでしょうが、僕はこれしか使ったことない)
って言っても、入りすぎてたり、市販で染めてたりする場合は抜けないんで、ブリーチ使用ですかね。。。
レセで染めて、レセで落とすのがベスト!?
http://www.hoyu-professional.com/product/color/lesse.html
このような黒染め特化のカラー剤を置いてある美容室の方が少ないのでは??と思います。
抜けないときは抜けません。
リスクはありますよ。
僕が現在、黒染めをする場合は
白髪染めのブラウンベース
左赤の丸は白髪染めのブラウンベースのカラー剤です。
シンプルに暗く(黒く)染める場合この辺りを使います(でも僕はほぼここは使いません)。
3トーン以下単品は次のカラーに支障をきたしやすいので、
「もうこれからはカラーしません!」「数年カラーするつもりないから色持ち重視!」
「黒にしたい!」という方には。
白髪染めの寒色系
中央緑の丸は白髪染めの寒色系のカラー剤です。
5トーンくらいの色素の濃い寒色系で自然なトーンで、赤味を抑えて暗くしたい場合この辺りを配合して使います。
また、退色が早い方やベースが色素が抜けきって明るい方のカラーに
白髪染めをおしゃれ染めに混ぜることで効果的に、
色持ちをよくしたり、暗さや濃さをコントロールしたりもします。
コントロールカラー
右青の丸はコントロールカラーです。
色味を強め、濃く入れるカラー剤です。
僕はいわゆる暗染めにしたい場合に、この辺りをマストで配合し使います。
「一見黒髪に見えるけど、なんかオシャレな色!」
そんな演出をするのにはコレです。
黒染め後の症状
トーンの低いカラー剤を使えば使うほど、色素が抜けづらく残ります。
本来、カラーの色持ちがいいのはとてもいいことなのですが、
黒染め後のカラーは赤みが出る、明るくならない、ムラになるなど
次のカラーに支障をきたします。
(市販のカラー剤だとトーンの設定がないこと。自分で染めると染めムラができること。ダメージが強いこと。などなど後々、後悔する要素盛りだくさんです。)
毛質、髪の状態によってもケースバイケースです。
また、日頃アイロンを頻繁に使っている方。縮毛矯正をしている方。デジタルパーマをかけている方。熱によるダメージのある方は、色素が入りすぎて(沈みすぎる)抜けづらい傾向があります。
毛の状態によって同様のことが起きることもあります。
(6トーンくらいの薬でも、「うあっ思った以上に。。。」なんてこともあります)
髪質診断ミス、薬液選定ミス、放置時間のミスなどがないよう注意を払います。
まとめ
黒染め後、明るくしたくなった場合
黒染めをしてくれた美容師さんに再度カラーをしてもらうのがいいでしょう。
(何の薬でどう染めたのか?黒染めをする前は何トーンだったのか?担当した人なら、履歴や対策も明確で判断材料は揃っています。アフターフォローも万全でしょう。)
一時的に暗くしなければならない場合は、明るくする可能性を伝えておきましょう。
黒くするから手っ取り早く、暗めの1トーンで染めちゃおうー
安易にこの選択はしたくないものです。
どんな仕上がりのイメージなのか?どれくらい色持ちさせたいのか?
それによって、美容師側が
どうカラー剤を使うのか?どこまで後先を考えたカラーをするのか?
ここに尽きますね。
解決策もいろいろあります。
ブリーチ(脱色剤)、黒染め落とし(脱染剤)、ハイライトもしくはバレイヤージュを用いる、染め分けるetc…
ご相談ください。
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