ここ最近の当ブログ内検索1位は『黒染め』に関する記事のようです。
恐らく、これから就職活動や就職を控えていて
『髪色を黒くしなければならないけど、黒染めはしたくない』
という人が多いのでは?と勝手に予測してますw
以前、黒染めではない暗染めの記事を書きました
今回は
カラーは髪内部でどのような仕組みで染まるのか?と
それを知った上で、
黒染めのリスクをわかりやすく徹底解説!
カラー剤の仕組み
まず髪の毛の断面図を簡単にイメージすると
髪の毛の内部にはメラニン色素があります。
(メラニン色素についてはコチラも)
元々持って生まれたメラニン色素の量や特徴に違いがあるため人それぞれです。
【髪の断面図】
そして、カラー剤は
メラニン色素を壊すブリーチ成分と
アッシュ系や赤系などの色味を入れる色素成分の2つが常にペアで髪の毛に作用します。
(ブリーチくんはメラニンを壊し、色素ちゃんは空いたところに色を入れるイメージです。上の図では青・アッシュ系を入れたイメージ。)
明るくする薬ほどブリーチくんの力は強く、その逆に色素ちゃんの力は弱くなる関係です。薬のトーンによって目的とバランスが変わります。
市販のホームカラーがダメージを受けやすいのは、
ブリーチくんが無駄に強かったり、ヤンチャが過ぎるのが一因です。
黒染めのイメージ
地毛の黒髪はメラニン色素によるものですが、
カラー剤で染めた黒髪は人工的な色素によるものです。
よって暗い色素が髪に残っていると、簡単には明るくしづらくなります。
【黒染めしている髪の毛内部のイメージ図】
(通常のカラー剤ではメラニン色素は削れても、濃く残ったカラー剤の色素は削りずらい。)
【3トーンくらいで黒染めしたイメージ図】
例えば上の図が5トーンで黒くしたイメージで下の図が3トーンで黒くしたイメージだとすると、
髪内部に入る色素量が格段に多くなります。
暗くできる(トーンの低い)薬ほど色素量が多く配合されています。
市販の黒染めが危険なのは、この色素が必要以上に多く髪に入る・残りやすいことが一因です。
また白髪染めがおしゃれ染めと違ってしっかり染められるのは、
似たように色素量と色素の配合が違うからです。
黒染め(カラー剤の色素)を落とす
黒染め(カラー剤の色素)を落とす2つの方法
脱色剤(ブリーチ)
敵(色素)を倒すのに最強はやっぱりブリーチくんです。
ブリーチは、メラニン色素とカラー剤の色素のどちらも倒すことができます。
ブリーチ自体には色素は入っていません。
カラー剤のブリーチ力よりもブリーチ剤のブリーチ力は格段に威力があるので、髪は大きなダメージを受けます。
【赤系の髪色にブリーチをするイメージ図】
しかし、どんなに強いブリーチくんも敵が強過ぎたり多いと倒しきれません。
黒染めをガッツリした髪をブリーチしても抜けきらない要因はコレです。
(地球人で一番強いクリリンでも大量のサイバイマンやフリーザを一人で相手したら負けるような感じです。)
脱染剤(黒染め落とし)
ブリーチと似て非なる黒染め落としくん。
持ち味はメラニン色素を壊さず、カラー剤の色素にのみ反応して倒します。
よってブリーチに比べて、ダメージを抑えられます。
無差別に危害を加えません。
【脱染剤が髪の内部で作用するイメージ図】
しかし、こちらも敵(色素量)が強すぎる多すぎると倒しきれません。
まとめ
カラーの仕組みを簡単にご説明してみましたが、ご理解いただけたでしょうか!?
特に黒染めはその後のカラーに影響を与えます。
事前に知識を得ることで、適切な対策と準備をしていきましょう。
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