先日、色々なご縁があり障害者施設でヘアカットをする機会をいただきました。
障害者福祉施設 NPO法人『熱海ふれあい作業所』
心身障害者で、一般企業等での就労が困難な方々に、働く場を提供するとともに、社会人として必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う通所施設です。
(障害福祉サービス事業の就労継続支援B型サービス提供事業所)
こちらの施設を設計デザインしていている建築士さんの提案で今回のボランティアカットが実現しました。
従来の障害者施設のイメージを覆すめちゃくちゃオシャレな空間で、
窓からは海が一望できる最高のロケーション。
2017年のグッドデザイン賞を受賞。
昨今、高齢化が進む日本社会の影響もあり
美容業界も訪問美容など福祉美容師の動きも今まで以上に注目されるようになりました。
福祉美容師とは
疾病など、さまざまな理由により美容室へ通えない方のご自宅・病院・福祉施設等に、直接訪問し美容業を行なう美容師のこと。
理・美容所以外での訪問型の施術が認められるケースは法律で限られており、福祉美容では以下が該当します。
・疾病その他の理由により、美容所にくることが困難な者
・社会福祉施設をはじめとした収容施設等の入居者
よって、ご高齢者や障害のある方、病気により外出が難しい方などが主なお客さまになります。
出典元:リクエストQJ
約2年前にこちらの職員の方のヘアドネーションをやらせていただいた経緯もあり、
やっと訪れることができました。
「みなさん髪の毛は普段どうされてるんですかね?」という疑問から、
障害者の方の実情やお悩み、もっとこうなったらなどの話を聞き
髪を切ることで何か貢献できたらと。
美容師のボランティア団体も多数ありますし、
3.11震災の復興支援などで美容師のボランティアカットをよく聞きましたし、
訪問・福祉美容も最近よく目に耳にします。
髪を切るという行為のファッション的な部分とはまたちょっと違う視点の活動行動に
ずっと興味はあったんですが
一方的な善意の押し売りになりはしないか?
一時的でなく継続できるのか?
自分は理解と知識は充分持っているのか?
などなど考えると安易に行動するのも違うのかなーとなっていましたが
今回「是非お願いします!」と言って招いて頂けて実現でき、嬉しかったですね。
みなさん笑顔で受け入れてくれましたし。
(海に向かって。めちゃいい画。)
(職員の秋庭さんもバッサリ切らせていただきました)
お話も色々聞けましたし、もっと知りたいなと思いました。
笑顔で「ありがとう」を言って頂けてよかった。
是非また訪れようと思いますし、もっと知識を深めて続けていければと。
貢献できるならどこへでも。
新聞でも取り上げて頂きました。
ありがとうございました!